先進的シミュレーション技術の研究開発と社会実装
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(7) エネルギーをみんなに そしてクリーンに
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(9) 産業と技術革新の基盤をつくろう
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(12) つくる責任 つかう責任
革新的シミュレーション技術を紹介
熱・流体物理、物質・材料機能、確率・量子論的計算科学の分野における、データサイエンスと融合したHPCシミュレーション技術の研究開発と最新の応用事例について紹介します。
革新的シミュレーション研究センターは、工学における課題解決と価値創成への貢献の観点から、シミュレーション技術の果たすべき役割は「材料開発に始まり設計と製造を経て実用に供され最終的に廃棄に至るまで、人工物がたどる一連の段階を一気通貫でシミュレーションし、それぞれの段階で起こりえる課題の解決手段まで提示すること」にあると考え、センターのビジョンとして掲げることとしました。具体的には、力学のコアコンピテンスの再構築と飛躍的な強化および先端的シミュレーションソフトウェアの研究開発のための基盤技術の開発に関する活動を行うとともに、開発したソフトウェアと獲得したデータのオープンサイエンス化と社会普及、および、HPC(High Performance Computing)・データ科学融合のシミュレーションソフト技術の開発とそれを利活用できる人材育成のための教育基盤の強化に取り組んでいます。
(左)CISS概要紹介(pdf 2ページ)、(右)CISS研究室紹介(pdf 13ページ)
CISS研究概要紹介(pdf 各1ページ)
先端的シミュレーションソフトウェアに関する研究開発の出口として、発足時より、文部科学省のプロジェクトを継続的に実施しています。2023年4月からは、3年間の予定で、文部科学省「『富岳』成果創出加速プログラム」「AIの活用によるHPCの産業応用の飛躍的な拡大と次世代計算基盤の構築」(HPC産業応用拡大PJ)を、代表実施機関として推進しています。このプロジェクトは、AIの活用によってHPCの産業応用を飛躍的に拡大できることを実証し、研究開発により得られたソフトウェアの広汎なものづくり分野への展開に貢献するものです。
HPC産業応用拡大PJ紹介(pdf 4ページ)
また、2018年度からは、首相のカーボンニュートラル宣言で一気に加速した水素社会構築事業の一翼を担う国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトを継続的に実施しています。現在は、2024年度までの予定で、「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業/水素利用等高度化先端技術開発/分割製造TYPE4高圧水素容器の最適設計のためのメゾ・マクロツースケール解析に基づくボス・ドーム部強度高精度予測軸対称有限要素モデルの開発と実証」を実施し、大規模有限要素解析と機械学習を融合させた最適設計のためのIT基盤の構築に係る研究開発を実施しています。
NEDOプロジェクト紹介(pdf 1ページ)
◆◆リンク集◆◆
○革新的シミュレーション研究センター(Webページ)
<出版物>(左)CISSパンフレット、(右)CISS NEWS最新号
○計算工学ナビ(Webページ)
○HPC産業応用拡大PJ(Webページ)