新しい首都の構想
研究室概要
交通や各種インフラのキャパシティ以上に人口の増えた東京では、渋滞や満員電車が日常化するなど、世界の先進国の首都とは思えない状況に陥っており、しかも、私たちはそれを当たり前だとさえ思い込んでいます。さらに人口減少社会に突入した日本において、どの地域よりも低い出生率が東京であり、この都市のライフスタイルそのものが限界に直面しているとさえいえます。つまり、今の首都は、もはや国家を牽引する役割を喪失してしまっているのではないでしょうか。川添研究室では、幅広い工学の知見をベースに、交通・情報・都市計画などの各分野の融合を促進するだけでなく、社会学や経済学、法学との連携を行うことで、新しい首都を構想し、この国の理想的な未来像を発信したいと考えています。
本展示では、日本における過去の首都移転計画や海外における首都移転の実践、あるいはまだ実現されていない計画やSFに関するの研究成果とこれからの首都のありかたについての私たちの考えを展示しています。
- 担当教員 / 研究室
- 川添 善行