持続型材料エネルギーインテグレーション研究センター

高効率エネルギー利用と資源循環

  • (9) 産業と技術革新の基盤をつくろう

  • (11) 住み続けられるまちづくりを

  • (12) つくる責任 つかう責任

研究室概要

さまざまな金属やそのスクラップの展示、めっきの実験を通してリサイクルの重要性を紹介します。

担当教員 / 研究室
大内 隆成
(大内研究室)
開催場所

5月30日(金)

Fe棟 4階:Fe408

5月31日(土)

Fe棟 4階:Fe408

大内研究室について

持続可能な社会の実現に向けて大内研究室では4つの課題に取り組んでいます。

  • 非鉄金属製造過程における、低コスト・省エネルギー・CO2削減・低環境負荷のプロセスの開発
  • カーボンニュートラルに向けて、再生可能エネルギーの導入を考慮したエネルギー利用の効率化
  • 排ガス・廃液のない新しい金属精錬プロセス
  • リサイクルの促進による省エネ・CO2削減・低環境負荷の実現

Key Research Topic

貴金属

白金族金属などの貴金属は、先端デバイスを支えるキーマテリアルである。貴金属が溶融塩中に陰イオン(アニオン)として溶解する現象と溶融塩電解を組み合わせたアノード電析法を用いて、スクラップから貴金属を選択的に分離・回収する全く新しいリサイクルプロセスを開発しています。

活性金属

リチウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、希土類金属などは、エネルギー材料、機能性材料、金属製造の還元剤、構造材料などに用いられます。溶融塩中での電気化学反応の制御により、これらの活性金属の革新的製造・リサイクルプロセスを開発しています。

チタン

鉱石から金属チタンを製造する工程は、高消費エネルギー・高CO2排出量の、極めて特殊な多段プロセスとなっています。これに対し、チタンスクラップから酸素を効率的に除去し、純度の高いチタンに「アップグレードリサイクル」する新しいプロセスを開発し、低コスト・省エネルギー・CO2削減・低環境負荷のチタン製造の実現を目指しています。

めっき技術

めっき技術は先端デバイスの配線、接点、防食、機能部品、触媒などの作製に不可欠です。金属イオンの挙動、電極表面の電位や結晶構造などの制御により、所望の機能と形状を有する構造体・膜を形成する革新的なめっき技術を開発しています。

展示内容

研究に関するポスター展示を行っているほか、ニッケル(Ni)という金属を用いためっきの体験をすることができます。開催時刻は次の通りです。

5/30(金)11:00-11:15, 14:00-14:15, 16:00-16:15

5/31(土)11:00-11:15, 12:00-12:15, 14:00-14:15, 16:00-16:15

研究室情報・問い合わせ先

大内研究室HP:https://www.ouchi.iis.u-tokyo.ac.jp/

e-mail:ouchilab☆iis.u-tokyo.ac.jp

(☆を@に置き換えてください)

当日お問い合わせ:生産技術研究所 研究棟 Fe棟4階 Fe-408までお越しください。