
地盤災害軽減への挑戦
研究室概要
私たちの研究室では、地震や地盤災害から人々の暮らしを守るために、「地質・地盤・地形・地震」に関する知識を駆使し、自然災害の軽減や防止を目指す研究に取り組んでいます。
地震のときに地盤が液状化して建物が沈んでしまうことがありますが、実は地盤がどのような粒子構造を持っているか、あるいはどのくらい古い地盤なのかによって、液状化の起きやすさは大きく変わります。私たちは、こうした「地盤の性質」を詳しく調べることで、無駄なコストを抑えつつ効果的な液状化対策を考えています。
また、地盤が風化したり、土の粒が壊れたり、過去にどんな力を受けてきたか、気温が地盤に与える影響は何か、といった、従来の方法では説明が難しい地盤の不思議な挙動を、ユニークな実験や最新の解析技術を使って解き明かしています。コンピュータを用いたシミュレーション(FEM、MPM)や画像解析、観測データ分析、さらに最近ではAI(人工知能)を使った新しい地盤特性の研究にも挑戦しています。
以下の展示を体験できます:
・最新の研究をまとめたポスター展示
・小型の振動台を使った地盤の振動観察
・ベントナイト(土の一種)を使った面白くてわかりやすい実験体験
・地中深くの土の硬さに触れてみよう
・コンピューターを使った簡単な数値解析体験
- 担当教員 / 研究室
- 清田 隆