5月30日(金)10:00-11:50

オープニングセレモニー「人と調和し社会をリードする半導体」

  • 講演会・シンポジウム・セミナー
  • 企業研究者向け
  • 一般向け
  • 大学生・大学院生向け
  • 情報保障あり

イベント概要

東大駒場リサーチキャンパス公開2025の開催を記念し、オープニングセレモニーとして生産技術研究所と先端科学技術研究センターの両所長の挨拶と、記念講演を行います。

《テーマ説明》
半導体技術は、スマートフォンやクラウドコンピューティング基盤、自動車、通信インフラに至るまで、現代社会を支えるあらゆる電子機器の実現に不可欠であり、情報処理・制御・通信の中枢を担っています。さらに、生成AI、次世代ワイヤレス通信、自動運転、量子コンピューティングといった先端分野の進化も、すべて半導体技術の発展によって可能となります。本講演会では、小林正治准教授が先端半導体技術の展望と日本の取り組みを、松久直司准教授が生体のように柔らかいエレクトロニクス技術の最先端の研究について紹介します。これにより、半導体技術がどのように人と調和し、社会をリードするかを探ります。
研究室
主催者
東京大学生産技術研究所、東京大学先端科学技術研究センター
オンライン参加方法
Zoomウェビナー
オンライン参加URL
準備中

An棟-2階:コンベンションホール

オンライン配信あり

5月30日(金)10:00-11:50

まだ開催されていません

所長挨拶

10:00~10:20

生産技術研究所長 所長 年吉 洋 教授

先端科学技術研究センター 所長 杉山 正和 教授

講演

10:20~11:05
未来社会を切り拓く先端半導体
生産技術研究所 小林 正治 准教授

 現在、電子機器ほぼすべてに半導体が搭載され、データセンターには膨大な数の半導体が導入され、それらが大量のデータ蓄積と計算を行うことで新しいモノ・サービスが生まれ、スマートで安全な社会の実現が進められています。生成AIにより人とAIの親和性が高まり、人とスマートなロボットとの共存が進もうとする中、これらの新しい社会基盤の実現には半導体の進化が不可欠です。本講演では以上の背景と共に、先端半導体の技術展望や、日本における先端半導体への新しい取り組みについてお話しいたします。

11:05~11:50
人と調和する柔らかいエレクトロニクス
先端科学技術研究センター 松久 直司 准教授

 爆発的に進展した半導体集積回路技術に支えられ、高度な人工知能が世界を席巻しています。一方でこれらの情報技術を我々が取り扱うためのインターフェースは、パソコン、スマートフォン、スマートウォッチなど、10年以上変わっていません。この理由の一つは従来のエレクトロニクス技術が硬くて脆い石のような電子材料に立脚していることがあります。そこで我々は生体のように柔らかいエレクトロニクス技術を開発することで、人とエレクトロニクスが自然に調和し共生する社会の実現を目指し研究を行っています。本講演では、最新の材料開発から、エレクトロニクス技術の新しい応用展開として、全く見えない皮膚電極インターフェースや電子コスメ技術などを紹介させていただきます。