北極圏での調査

環境・エネルギー

生物多様性・生態系サービス 分野

生物多様性の維持メカニズムと公益性を定量化する基礎及び応用研究

  • (10) 人や国の不平等をなくそう

  • (13) 気候変動に具体的な対策を

  • (14) 海の豊かさを守ろう

  • (15) 陸の豊かさも守ろう

  • (16) 平和と公正をすべての人に

  • (17) パートナーシップで目標を達成しよう

研究室概要

当研究室では、『生物多様性の原因と結果を探る』研究を行っています。どうして様々な種が同所的に存在し生物多様性が維持されているのか?生物多様性が人間社会にどのようにして恩恵をもたらしているのか?などについて、野外観察、実験、コンピュータシミュレーションなどによる研究による探求を行っています。とくに、自然からの人間社会への恩恵は、生態系サービスとして知られています。ただ自然があれば良いわけではなく、生物多様性の高いシステムほどに様々な生態系サービスが高まることが知られています。たとえば、樹種多様性に富む森林ほどに、樹木の一次生産を介した炭素吸収が高まり、結果として気候変動緩和に繋がることを定量的に示してきました。このような『生物多様性が生態系サービスを支える』という現象の背景にあるメカニズムを解くための研究を実施しています。そして、一連の知見を実社会に実装することで、気候変動をはじめとする多くの社会環境問題の解決に対して、生物多様性が持つ価値を示すことを目指しています。

担当教員 / 研究室
森 章
森研究室
知床国立公園の天然林
知床国立公園の天然林

高山ツンドラでのフィールドワーク
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高緯度北極圏エルズミア島での調査キャンプ
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森 章 / 森研究室