1.リスク評価・行動予測による減災まちづくりと都市計画 <br>2.都市水環境の微生物リスクを監視する

環境・エネルギー

減災まちづくり分野

1.リスク評価・行動予測による減災まちづくりと都市計画
2.都市水環境の微生物リスクを監視する

研究室概要

1. 「大都市防災」のテーマを中心に多種多様な研究を行っております。
都市の「安全性」という機能は、何を目標とし誰がどう評価するのでしょうか?そしてそれは、利便性や快適性などその他の都市の性能とどのようにバランスをとり、どうやって実現すればよいのでしょうか?これらの手がかりとなる制度設計・計画立案のあり方について、都市計画的見地から研究しています。研究の方法論としては、災害調査、アンケート調査、非集計モデル、OR、ベイズ統計、機械学習、シミュレーション、ワークショップツールなどさまざまな手法を用います。ただのモデル化・可視化のみならず、自分で資料やデータを集め、自分で理論構築を行い、そして社会に向けた情報発信を含め、最終的に実装に結びつくような研究を志しています。

2. 抗菌薬が効かない薬剤耐性細菌が及ぼす健康リスクは、サイレント・パンデミックと称され、国際的な課題になっています。薬剤耐性細菌を制御するためには、ヒト、家畜、環境を一体的に捉えるワンヘルスの視点が重要になりますが、環境については未だ監視方法が確立されていません。特に、途上国の都市部では下水が未処理のまま環境中に排出されており、薬剤耐性細菌の拡散につながっています。我々は、網羅的かつハイスループットな分子生物学的手法を用いて、水環境や下水中の多様な薬剤耐性細菌を解析することで、都市の公衆衛生の状態を監視すると共に、リスク低減のための方策を研究しています。