
着霜制御サイエンス社会連携研究部門
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(7) エネルギーをみんなに そしてクリーンに
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(9) 産業と技術革新の基盤をつくろう
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(13) 気候変動に具体的な対策を
研究室概要
水蒸気が氷となって凝結する着霜現象は、工学的・社会的に極めて重要な現象です。例えば、透明なガラスの光学的な透過度の低下を招く、熱交換機の熱効率の著しい低下をもたらす、コンクリートにダメージを与える、航空機の安定な飛行を困難にするなど、着霜は様々な深刻な問題を引き起こすことが知られています。しかしながら、着霜現象に対する物理的な理解は十分とは言えず、これまで着霜の阻害のための明確な物理的指針は存在していませんでした。
そこで、本社会連携研究部門では、この状況を打破すべく、理論・シミュレーション・実験を融合することにより、ミクロからマクロにわたる新たな階層的な視点から、着霜という非平衡現象の物理的な機構に迫ることで、この現象の基礎的な解明をはかるとともに、上記のような深刻な社会的問題の解決のための基本的な物理的指針を確立することを目指します。
- 担当教員 / 研究室
- 福谷克之
- ビルデマーカス
- 高江恭平
霜のつかない表面を設計する物理的指針
着霜制御サイエンス社会連携研究部門