
エネルギーの高効率利用と資源循環への挑戦
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(9) 産業と技術革新の基盤をつくろう
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(11) 住み続けられるまちづくりを
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(12) つくる責任 つかう責任
研究室概要
大内研究室では、「エネルギーの高効率利用と資源循環への挑戦」という標語を掲げ、非鉄金属の高効率製造プロセスおよびリサイクルプロセスの研究開発に取り組んでいます。エネルギーを金属の形へと高効率に変換し、先端技術の発展に寄与するとともに、資源循環を実現する革新的リサイクルプロセスを開発し、持続型社会の実現に貢献していきます。
様々な金属や鉱石の展示しています。手に触れて感じて頂く簡単な実験も用意していますので、どうぞお越しください。
- 担当教員 / 研究室
- 大内 隆成
大内研究室について
持続可能な社会に向けて大内研究室では4つの課題に取り組んでいきます。
- 非鉄金属製造過程における、低コスト・省エネルギー・CO2削減・低環境負荷のプロセスの開発
- カーボンニュートラルに向けて、再生可能エネルギーの導入を考慮した、エネルギー利用の効率化
- 排ガス、廃液のない新しい金属精錬プロセス
- リサイクルの促進による省エネ・CO2削減・低環境負荷の実現
Key Research Topic

貴金属
白金族金属などの貴金属は、先端デバイスを支えるキーマテリアルである。貴金属が溶融塩中に陰イオン(アニオン)として溶解する現象と溶融塩電解を組み合わせたアノード電析法を用いて、スクラップから貴金属を選択的に分離・回収する全く新しいリサイクルプロセスを開発しています。
活性金属
リチウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、希土類金属などは、エネルギー材料、機能性材料、金属製造の還元剤、構造材料などに用いられます。溶融塩中での電気化学反応の制御により、革新的製造・リサイクルプロセスを開発しています。
チタン
鉱石から金属チタンを製造する工程は、高消費エネルギー・高CO2排出量の、極めて特殊な多段プロセスとなっています。これに対し、チタンスクラップから酸素を効率的に除去し、純度の高いチタンに「アップグレードリサイクル」する新しいプロセスを開発し、低コスト・省エネルギー・CO2削減・低環境負荷のチタン製造の実現を目指しています。
めっき技術
めっき技術は先端デバイスの配線、接点、防食、機能部品、触媒などの作製に不可欠な技術です。金属イオンの挙動、電極表面の電位や結晶構造などの制御により、所望の機能と形状を有する構造体・膜を形成する革新的なめっき技術を開発しています。
研究室情報・問い合わせ先
大内研究室HP:https://www.ouchi.iis.u-tokyo.ac.jp
当日お問い合わせ: 生産技術研究所 研究棟 Fe棟4階 Fe-408までお越しください。
大内隆成/大内研究室