貼るマイクロニードルセンサーパッチ

機械・生体系部門

貼るシートで健康診断

  • (3) すべての人に健康と福祉を

  • (9) 産業と技術革新の基盤をつくろう

  • (10) 人や国の不平等をなくそう

  • (17) パートナーシップで目標を達成しよう

研究室概要

皮膚に貼るだけで痛みもなく簡便に血糖値を計測できる、画期的なマイクロニードルパッチ型センサーを開発した。同センサーは、表皮にある細胞間質液を採取する、スポンジのような穴がたくさんある多孔質マイクロニードルを使用。外部からエネルギーを与えなくても、毛細管力(細い管や穴の中で表面張力を使い流体を動かす力)を使って体液を採取することができるほか、体の中で溶ける生体分解性の高分子を使用しているので、体内で折れたりしても安全が確保できる。血糖値だけではなく、新型コロナ感染症の抗体検査の診断センサーやコレステロールなどの指標も同時に検査できるセンサーの研究、またワクチン投与用のマイクロニードルの実用化も行っている。「マイクロニードルは、現在大きな注目を集める予防的治療に大きな役割を果たすと考えています」

担当教員 / 研究室
金範ジュン

金範ジュン/金(範)研究室