
関東大震災100周年と災害から社会を護る工学の進化(災害に強い社会を支える工学研究グループ(ERS))
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(3) すべての人に健康と福祉を
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(9) 産業と技術革新の基盤をつくろう
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(11) 住み続けられるまちづくりを
研究室概要
東京大学生産技術研究所ERSグループ(災害に強い社会を支える工学研究グループ:Engineering for Resilient Society)は、1967年に耐震工学を専攻する研究者が集結しEarthquake Resistant Structure group として発足し、50年以上にわたり日本の耐震構造研究をリードしてきました。2017年に50周年を機に略称をそのままに、ミッションを冒頭のように拡大し、来たるべき災害被害の軽減に向けて総合的な研究活動を継続してきました。2023年は新たに3研究室が加わり計9研究室体制で、複雑化する都市災害と大地震災害へ備えるための研究に取り組んでいます。これらの研究の成果は毎年刊行されている論文集ERS Bulletinや、専門家を招いて開催される特別講演会などのかたちで社会に還元しています。
ERS研究グループに所属する研究室の主な研究テーマや最新の研究動向等を紹介しています。2023年は関東大震災100周年という節目の年でもあると同時に、災害の激甚化、多様化および少子高齢化などの課題も顕在化しており、災害から社会や生活を守るには人々の意識の変革が必要となってきています。今後も南海トラフ地震のような大規模地震も想定されていることから、関東大震災から専門領域における地震災害の未来を考える内容の展示も企画しました。
