
地域力創発デザイン Integrated by 地域安全システム学
-
(3) すべての人に健康と福祉を
-
(5) ジェンダー平等を実現しよう
-
(7) エネルギーをみんなに そしてクリーンに
-
(8) 働きがいも経済成長も
-
(11) 住み続けられるまちづくりを
-
(13) 気候変動に具体的な対策を
研究室概要
地域に根ざした課題をその地域の住民と共に考えています。
人がいて地域がある。地域は、人の生活において普遍的である。安全があり、快適があり、豊かさがある。安全は、人間の本能に根ざした基本欲求である。都市化は,我々に何を与え,何を失わせたか?日々の暮らしの中では,安全であることを所与の条件としていないか?都市化の進んだ現在こそ,地域の安全について再考する必要がある.再考しつづけることこそが地域の安全を確保する唯一の手段である.
地域安全システム学では,都市ストックの集合体としての地域を対象に,誰もが安全で安心して暮らせる社会のシステムを考える.
地域安全システム学を通して安全な社会を創ろう。
- 担当教員 / 研究室
- 教授 加藤孝明
- 加藤孝明研究室(地域安全システム学)
- 東京大学社会科学研究所「地域力創発デザイン」社会連携研究部門
ミニシンポジウム【6月9日14時~】参加受付中!
タイトル:地域力創発デザイン~レジリエンス×カーボンニュートラル×サステナビリティを総合的に解く
・ミニシンポジウム詳細:https://komaba-oh.jp/event/10858
・お申し込み先:https://forms.gle/sraz8u7ffWnuc3wd8
地域力創発デザイン~社会と共に未来を考える
「新たなテクノロジー(要素技術)」×「法律・制度・仕組みの改善・創出」×「総合化技術」により、地域課題・未然課題の緩和・解消に向けたアイデア、論点だしを行い、今後のある都市像、地域像を描く.

地域安全システム学~市街地の脆弱性を把握・評価し、災害に備える
自然災害リスクの背後にある物理的メカニズムを解明し,市街地の状況と自然災害リスクとの関係を科学的に明らかにする.両者の関係が解明されることによって,市街地の状況が与えられれば,自然災害リスクを定量的に理解することができる.一方,これを逆に読めば,自然災害リスクを一定以下にするために必要な市街地の条件をを導くことができる.市街地を評価することとは,すなわち,計画の条件を描くことである.良い計画づくりには,科学的裏付けのある正しい評価手法が不可欠である.

地域安全システム学~対策を社会と共に考える:商業・業務地区~過疎集落
まちづくりの現場で地域社会とともに防災まちづくりを実践する.地元住民,行政,NPO等の多様な主体と協働し,その実践を通してまちづくりの先進モデルを追求する.また,市街地の評価技術や計画策定支援システムといった最新の科学技術をまちづくりの現場に積極的に取り入れ,机上の知識,技術を社会で使える技術に昇華させる.まちづくりの手法の方法論の構築,社会で使いこなす技術の開発を行う.

地域安全システム学~復興の事前準備を理論化する
実際の災害を対象とした復興支援と「復興準備」の二本立てで研究を進める.2008年中国四川地震の復興支援,2012年東日本大震災の復興支援を行う.一方で,次の災害に備え,「復興準備」に関する研究,実践を行う.良い復興をすすめるためには,事前の準備が必要である.何をどう準備すべきか,事前に起こり得る復興状況を想定し,復興課題を理解し,それを解く方法を考えておくことが最低限必要である.その方法論として「復興状況イメージトレーニング手法」を提案,構築している.

地域安全システム学~安全・安心社会の実現を技術支援する
地理情報システム(GIS),インターネット技術を中心に,最新の情報技術を応用し,地域の安全に役立つ技術に展開させる.技術的側面だけではなく,それを社会で使いこなすために必要な社会的なしくみについても着目する.最近では,災害情報の社会的共有を目指した「防災情報マッシュアップサービス」を産学の体制で,より良い計画づくりに寄与する「計画策定支援システム」の開発を官学の体制で進めた.現在,自然災害リスク・モニタリング・プラットフォームを検討中である.
