東大駒場リサーチキャンパス公開2017
6月2日(金)開催分
  • :講演者等  :日時  :会場 
力学的モデルによる細胞の集団運動のシミュレーション
生産技術研究所 山本 量一 客員教授
13:00~13:50
生産技術研究所 An棟2階コンベンションホール

近年の実験技術の進歩に伴い、微生物集団や生体組織などのバイオマターに対しても、物理学的な手法による定量的な実験が行われるようになって来ました。構成要素(微生物単体や個々の細胞)が自発運動(泳動や遊走)することがバイオマターの大きな特徴であり、それぞれの系で特有の集団運動の出現が報告されています。しかし、自発運動がない一般的な物質の場合とは異なり、バイオマターに見られる自発運動や集団運動の役割や起源に関する理解は進んでいません。我々の研究室では、「粘性流体中を泳動する微生物」や「基板上で遊走・増幅する細胞」に対して、ソフトマターに対する計算科学で培われたモデリング手法を応用し、計算機シミュレーションを用いた研究を行っています。

体の中で機能する分子の光サイエンス
生産技術研究所 石井 和之 教授
14:00~14:50
生産技術研究所 An棟2階コンベンションホール

我々の体は、分子によって構成されています。近年、分子の科学技術は急速に発展してきており、様々な分子をつくることができるようになっています。また、分子の機能も自在に設計できるようになりつつあります。例えば分子を適切に設計することで、生体内においても、発光により分子の位置を特定できたり、光をあて活性酸素を出すことで、がん細胞を攻撃することもできます。講演では、医療・健康に関連した"体の中で光により機能する分子"について紹介します。

日本の産業の国際競争力再生のための新研究領域 4つのテーマ
主催 一般財団法人生産技術研究奨励会
 共催 東京大学生産技術研究所
13:00~15:00
生産技術研究所 An棟3階大会議室

東京大学生産技術研究所の支援財団である生産技術研究奨励会の研究助成を受けて実施中のフィージビリティスタディについての講演会
 ご挨拶  一般財団法人生産技術研究奨励会 小林 敏雄 理事長
      東京大学生産技術研究所     藤井 輝夫 所長

 「モビリティ分野のパラダイムシフトと総合学術体系の確立へ向けて」
      生産技術研究所 大口 敬 教授
 「ピーカンナッツ生産による日本の農業再生のための先端技術開発」
      生産技術研究所 沖 一雄 准教授、巻 俊宏 准教授
 「シミュレーションによる燃料電池自動車用高圧水素容器の設計と製造の高度化」
      生産技術研究所 吉川 暢宏 教授
 「日本における本格的な災害対応トレーニングセンター(トレセン)の建設・運営を考える~米国など海外調査の結果も踏まえて~」
      生産技術研究所 沼田 宗純 講師

先端研分野横断型プロジェクト「熊本地震アーカイブプロジェクト ディスカッション」
先端科学技術研究センター 牧原 出 教授、近藤 武夫 准教授、檜山 敦 講師、御厨 貴 客員教授、他
13:00~15:00
先端科学技術研究センター 4号館2階講堂

「震災アーカイブプロジェクト」は、先端研のさまざまな分野の研究者が、 震災の記憶と記録をいかに有効活用するかについて自由に議論し、継続的 な活動を行っています。今回は熊本の現地視察後に提案された、VRを使用 した防災体験アーカイブ、高齢者や障がい者の就労支援、地域住民をつなぐマッチングサービスなどのさまざまなアイデアをさらに展開し、今後の活動につなげる議論を行います。

イノベーションを生み出す組織デザイン -ユニークな人の新しい学び方・働き方-
先端科学技術研究センター 中邑 賢龍 教授、鈴木 康広 客員研究員
13:30~15:15
先端科学技術研究センター 3号館南棟1階ENEOSホール

個性が強い、専門性が偏る、協調性に欠けるなど組織で活動する事が苦手な人がいます。残念ながら彼らは組織の中で追い詰められていきます。現在、彼らのユニークさをマイルドにするための治療・訓練が支援の中心ですが、良い成果が生まれているとは言えません。彼らのユニークさを組織に取り込む事がイノベーションを生み出す鍵になります。ここでは、我々が実践している新しい学び方・働き方を紹介します。

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6月3日(土)開催分
  • :講演者等  :日時  :会場 
シンポジウム:パリ協定後の世界
主催:環境省環境研究総合推進費 戦略研究プロジェクトS-14
  共催:東京大学生産技術研究所
10:00~12:00
生産技術研究所 An棟2階コンベンションホール

2015年12月に開催された第21回気候変動枠組条約国会議(COP21)は、産業革命前からの世界平均気温上昇を2度未満に抑え、さらに1.5度未満を目指すとしたパリ協定という地球温暖化対策の新しい国際ルールを採択し、この協定は2016年11月に発効されました。東京大学生産技術研究所の取り組みと平成27年度よりスタートした環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-14「気候変動の緩和策と適応策の統合的戦略研究」(代表:沖大幹東京大学教授)における取り組みを交えて、「パリ協定後の世界」について、専門家による情報提供を行い、市民と共に考えるための一般公開シンポジウムを開催します。

プログラム:
 挨拶・趣旨説明
   横浜国立大学大学院環境情報研究院 教授 松田 裕之
 講演
 「パリ協定はなぜ重要なのか?今後の課題とは?」
   国立環境研究所 社会環境システム研究センター 主任研究員 久保田 泉
 「パリ協定と気候変動資金に関する動向」
   森林総合研究所 国際連携・気候変動研究拠点 主任研究員 森田 香菜子
 「持続可能な開発と気候変動対策」
   東京大学 生産技術研究所 教授 沖 大幹

「共同創造(co-production)の世界的動向と当事者研究」
主催:先端科学技術研究センター バリアフリー分野・当事者研究分野
10:00~12:30
先端科学技術研究センター 3号館 307セミナー室

障害や病気など、何らかの困難を抱える当事者が、医療や福祉などの公的 サービスや学術領域に専門家として関わる共同創造(co-production)という 取り組みが注目されています。その世界的動向と、先端研での「当事者研究」 という取り組みとの関連について紹介し、科学技術や公共政策の民主化について 考えます。

「総論・総括」
     先端科学技術研究センター 教授 福島 智  
「まちづくりにおける共同創造」
       先端科学技術研究センター 特任研究員 大河内 直之
「医学における共同創造(新学術の取り組みと当事者主導型臨床研究)とイギリス視察」
     先端科学技術研究センター 准教授 熊谷 晋一郎
「人間科学・社会科学における共同創造(ソーシャルマジョリティ研究と言う取り組み)」
     先端科学技術研究センター 特任研究員 綾屋 紗月
「人権人道・社会政策における共同創造」
     工学系研究科 先端学際工学専攻 博士課程 伴 睦久
「吃音の当事者研究」
     工学系研究科 先端学際工学専攻 博士課程 山田 舜也

※当シンポジウムは情報保障の一環として、手話通訳・文字通訳に対応しています。また、その他配慮が必要な方は、以下の連絡先までお問い合わせください。

(問い合わせ先)
  福島研究室/熊谷研究室 キャンパス公開イベント受付担当
  E-mail:info@bfr.jp
  TEL: 03-5452-5063

日本の橋梁の現状と維持管理の将来
生産技術研究所 長井 宏平 准教授
13:00~13:50
生産技術研究所 An棟2階コンベンションホール

日本には約70万の橋梁があり、その多くが高度経済成長期に建設され、老朽化により 多くの橋梁で損傷が生じ、その補修や今後の維持管理が大きな問題となっています。 特に、橋梁全体の7割以上を管理する市町村では、予算・人材・技術力の不足のため 十分な維持管理が困難であり、対策が急務となっています。最新の検査技術、補修補 強工法、ICTの活用などの技術に加え、適切な市町村の維持管理体制の構築など、多 角的な取り組みが要です。本講演では、主に市町村の維持管理の現状に焦点をあて、 その合理化策と将来の方向性について話します。

政治寄席2017 スペシャル
先端科学技術研究センター 牧原 出 教授、御厨 貴 客員教授、池内 恵 准教授、佐藤 信 助教
13:00~14:45
先端科学技術研究センター 3号館南棟1階ENEOSホール

毎月一回好評「政治寄席」の90分スペシャル。レギュラーメンバーに加えて、現代政治行政のリアルな考察で有名な飯尾潤(政策研究大学院大学教授)をゲストに迎える。各自が15分程度、持ちネタを披露したあとは、司会者に仕切ってもらいながら、メンバー全員の乱取り合戦をくり広げる。お題は見てのお楽しみ。

先端研×地方創生セミナー ~大学と地域が連携して目指す「未来」と「社会」~
先端科学技術研究センター 
15:00~16:30
先端科学技術研究センター 14号館1階カフェ

これからの地方・日本を元気するには、障害者や高齢者を含めた多様な人々の社会参加や活躍が不可欠です。本セミナーでは、技術革新や新しい雇用システムによる「新しい働き方」について、自治体や企業と連携し研究を進める2人の若手研究者が熱く語ります。

・超短時間雇用という新しい働き方のデザイン
     先端科学技術研究センター 近藤 武夫 准教授
・高齢者クラウド ―ICTを活用した高齢者の社会参加―
     先端科学技術研究センター 檜山 敦 講師

新しい栄養学:あかちゃんからがんまで
主催:先端科学技術研究センター 
15:00~17:00
先端科学技術研究センター 3号館南棟1階ENEOSホール

21世紀になり、ゲノムが解読され、メタボロームが計測され、古い栄養学が終わり、従来のインスリン一辺倒から、飢餓のシグナルをどう使い治療していくか、新しい栄養学の時代がきました。あかちゃんの栄養から、飽食でのがん、飢餓で脂肪を燃やす、がんはどう生き延びる、まで、フレッシュな話題が沸騰です。

プログラム:
飽食の栄養学
15:00 あいさつ 先端科学技術研究センター 酒井寿郎教授
15:05 糖と脂質の過剰による脂肪肝と肝がんのモデル 興和株式会社 佐々木 裕輔 研究員
15:15 糖を排出する  先端科学技術研究センター 穴井 元暢 准教授
15:30 ケトン体とアセチルCoAの栄養学  先端科学技術研究センター 田中十志也 教授

赤ちゃんからの栄養学
15:45 特別講演 ゲノムで結ぶ出生時体重と成人生活習慣病
    理化学研究所 統合生命医科学研究センター 堀越桃子 チームリーダー

飢餓の栄養学
16:10 運動と飢餓   先端科学技術研究センター 藤原庸右 交流研究員
16:25 寒さと飢餓   先端科学技術研究センター 松村欣宏 准教授
16:40 がんが生き残るアミノ酸  先端科学技術研究センター 大澤毅 特任助教
16:55 閉会挨拶 先端科学技術研究センター 児玉 龍彦 教授